
アイデア次第で簡単に作れる!
オリジナルキエーロ容器を作ろう!
みなさんはご自宅でどのようなキエーロ容器を使っていますか?キエーロ容器は3つのポイントを押さえていれば、
アイデア次第でお家にあるもので作ることができます。
POINT 1
▶︎ 酸素(風通しがよくなる隙間)
好気性微生物が生ごみを分解するためには酸素が必要です。
密閉しないように、隙間や穴から空気を取り込む必要があります。
POINT 2
▶︎ 適度な水分(雨よけのふた)
雨が降り続き水分が多くなると、土の中にある分解されていない生ごみ等が腐敗し、
臭いや虫の発生の原因になる可能性があります。
POINT 3
▶︎ 温度(温かい設置場所)
蓋は雨が入るのを防ぎつつ、太陽の熱を通すことで微生物を活性化させます。
木材などでは影になってしまうので、透明や半透明の太陽の熱を通す素材がおすすめです。
●身近なものを再活用したキエーロ
廃棄されるはずだったりんご箱を再利用し、100円ショップで買えるもので作ったキエーロ。
蓋のビニールは不要になった透明傘のビニールを再活用しています。
[材料]
・りんご箱(プランターやその他耐久性のある箱で代用可能)
・ワイヤーネット(100円ショップ)
・ビニール(不要になった雨傘)
・テープ(100円ショップ)
・マジックテープ(100円ショップ)
・ステンレスクリップ(100円ショップ)
・ヒートシーラー(100円ショップでも購入可)
・防水テープ(りんご箱の場合のみ)
不要になった雨傘のビニールを剥がし、二つ折りにしてワイヤーネットを挟みます。
ワイヤーネットを袋とじするようにヒートシーラーで閉じます。ビニールの不要な部分は切り落とします。
空気を入れる隙間を開けるためにクリップを挟み蓋を引っ掛けるように置きます。
クリップは屋外で使用するのでステンレス製がおすすめ。
蓋が飛ばないようにマジックテープでりんご箱と蓋を巻き固定できるようにしました。
りんご箱を使用する場合は、木の隙間が多いので土がこぼれ出す可能性があります。防水テープを貼って隙間を埋めます。
※りんご箱以外の容器(プランターなど)を使用する場合は不要です。
●ホームセンターで材料が揃う 簡単DIYキエーロ
耐久性があるキエーロ容器を作りたいという方におすすめ。市販の深めのプランター容器に蓋をつけるだけ。
ホームセンターで材料を揃えることができます。
※制作にはインパクトドライバーが必要です。
[材料]
・プランター(ホームセンターで購入可能)※20cm程度の穴が掘れる深さが望ましい
・透明または半透明の波板(ホームセンターで購入可能)
※寸法を伝えればホームセンターで有料にてカットしてくれる場合があります。
・波板用ステンレスビス(ホームセンターで購入可能)
・角材 35mm×35mm(ホームセンターで購入可能)
※寸法を伝えればホームセンターで有料にてカットしてくれる場合があります。
・オイルステイン(100円ショップ・ホームセンターで購入可能)
・紐(蓋が飛ばないようにプランターと結びます)
角材はプランターの幅でカットしオイルステイン(防腐効果有り)を塗ります。カットした波板を波板用ビスで固定し、
木材に穴を開け、プランターと結び固定します。
●DIY上級者向け 木製キエーロ
DIYが好きな方は木材を使っておしゃれなキエーロを作ることができます。ホームセンターなどで材料を揃えることができ、
サイズも置き場所に合わせて調整することができます。キエーロには土の深さが必要な為、
土に20cm程度の穴が掘れる深さに設定してください。

●市民のみなさんから寄せられたさまざまなキエーロ
キエーロを既に実践されている方が、実際に使用されているキエーロをご紹介します。
お家の状況に合わせてそれぞれ工夫されているキエーロ。ご家庭でキエーロを行う参考にしてみてください。
花壇の土の上に直接設置されたキエーロ。
底は作らずプランターの中敷きを底に敷いている。
蓋にバーベキューの網を用い、内側は古い網戸を再利用。
屋根があるガレージで使用しているので雨が入る心配は無し。
こうべキエーロモニターで配布した容器の蓋が割れてしまったので、骨の折れたビニール傘を再利用し、
木で作った枠に貼り付けて使用。
衣装ケースをキエーロ容器として利用。蓋の替わりに、100円ショップで購入できる大きい洗濯ネットを使用。
ベランダに置いているので、普通の雨風は大丈夫。
網戸を張り替えた時に残った網を蓋にして、
古い洋服のベルトにゴムを縫い付けたものを蓋の固定バンドに。普段は軒下に置いている。
虫の侵入を防ぐ為にお古の洗濯ネットに土を入れ容器の蓋をずらして、その上に廃棄予定だった風呂の蓋を雨除けとして使用。
容器の底に3ミリの穴を沢山開けて水分量を調節。
マンションのベランダに置いても邪魔にならないよう横長にし、冬場の効率アップのために内側に断熱材を貼り付け。
余っていたガルバニウム材を利用して制作。
衣装ケースを利用。分厚い発泡スチロールを蓋に貼り、風が通る隙間を確保。
庭の土を掘ってキエーロに。鉢カバーを雨除けにし、風で飛ばないように支柱で固定。